コラーゲンの重要性についての要約

 まず、栄養学の歴史から振り返ってコラーゲンの重要性を述べます。

人類は過去から現在まで、獲物を捕らえれば、皮、内臓、骨、腱など、コラーゲン豊かな部分をホルモン(放るもん)として取り除き、筋肉(コラーゲン以外のたんぱく質=非コラーゲン)を主とす一般のたんぱく源を摂取してきました。また現代栄養学も、コラーゲンは硬くてまずい、その上動物を育てることができない無用のたんぱく質と位置付け、切り捨ててきました。

 

 図1のように0歳から20歳ころまでは、人々はたんぱく質の摂取だけで、コラーゲンを摂取しなくても十分に若さを保つことができますが、この時期を過ぎた頃より、まるで坂道を転がり落ちるように、若い身体のコラーゲンの減少と平行して老化が進行していきます。このような状況下で、老化の原因はコラーゲン摂取を無視した食生活であったとは、誰もが考えにくい。つまり、太古の昔より人々は20歳を過ぎた頃から急激に老化が進むことを運命と諦めてしまっていたのです。

 しかし私は、「これには必ず原因があるはず」と考え、「老化の原因究明実験」に着手しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人は18~20歳迄は良いが、これを過ぎるとまるで転がり落ちるように老化が進み、平行して若いコラーゲンが減少する。

老化の原因究明実験

 

 

 

 

 

 

 

 

60歳相当のマウスにコラーゲンを与えたところ、20歳相当にまで若返りました。

コラーゲンによる「老化の原因究明実験」第48回 日本栄養食糧学会総会

                       (福岡1994年)高橋周七ら

 人年齢にして60歳程度に老化させた老化モデルラットを用意して、コラーゲン(骨、皮、腱、内臓等に多いたんぱく質)を与えたラットと一般たんぱく質(牛乳、卵、肉、刺身、植物等に多いたんぱく 質)を与えたラットではどちらが若返るかを観察しました。

 実験結果は図2に示すように、コラーゲンを与えたグループは60歳から20歳へと若返り、一般た んぱく質を与えたグループは60歳のままでした。

 私はこの実験で、「0歳から20歳までの日常の食生活はコラーゲンをあえて摂取しなくて も、一般たんぱく質だけで若さを保つことが出来る。ところが、20歳を過ぎた頃からはコラーゲンなしでは、転がり落ちる老化を防ぐことは出来ない」と世界 で初めて証明し、学会で発表しました。この学会発表が多くのマスコミで紹介され「飲む食べるコラーゲン」の美容効果が世に知られる引き金となりました。

 コラーゲンは男女を問わず20歳を過ぎてからの老化防止に重要なたんぱく質です。

それにも拘わらず、現代栄養学では短期間のコラーゲン投与のみの動物実験で動物が育たなかったという理由で、コラーゲンを無用のたんぱく質と栄養計算から切り捨ててしまったことは大きな過ちであった。

取得済特許

・配合成分についての特許

 (特許第1643514号) 
・美容についての特許

 (特許第3308433号)

 

コラーゲンは「補う」から「生み出す」に。国内はもとより、世界7ヶ国でコラーゲン合成促進に関する特許を取っています。

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